今年に入ってからというもの、なぜかiOS 9.x向け脱獄ツールが【p0laris】、【openpwnage】と2つもリリースされていますが、新たに【Blizzard Jailbreak】というツールもリリースされました。 こちらはopenpwnageとほぼ同じ仕様で、32bitデバイス＆全iOS 9.x向け脱獄となっており、完全オープンソースが特徴となっている様です。

iOS 9.xの最終バージョンである「iOS 9.3.6」に対応している脱獄ツールとしては【Phoenix】、【p0laris】、【openpwnage】、【kok3shi】と4つのツールが存在します。

今回、新たに【Blizzard Jailbreak】という32bitデバイス＆iOS 9.0〜9.3.6向け脱獄がリリースされました。 IPAファイルは【Blizzard.Jailbreak.v1.1.Release.ipa】からダウンロードが可能で、iOS 9.3以降ではAltServerのSideload .ipa…機能でインストールが可能です。

対応バージョンは「iOS 9.0〜9.3.6」であり、すべてのiOS 9.xに対応しているということになります。 また、対応デバイスに関しては以下の32bitデバイスで使用することが可能です。

ちなみに、iOS 9.3.6が最終バージョンとなっているデバイスは「iPhone 4s / iPad 2 / iPad 3 / iPad mini 1」となっていますので、これらデバイスで使うのが現実的。

今回のBlizzard Jailbreakは、GeoSn0w氏によるOpenJailbreak Projectの一環となっており、ソースコード類はGitHubにて公開されています。 GeoSn0w氏からは「iOS脱獄の構築方法などを学びたい方を対象にしている」とされており、ソースコードは適切なクレジットを行いさえすれば好きなように弄って試しても構わないとのこと。

そのため、どちらかといえば…脱獄開発に興味がある方向けの教材といった様な立ち位置になる感じでしょうか。

ちなみに使用されているExploitはPhoenix Kernel Exploitとなっているため、成功率が低い…という点は注意が必要な感じでしょうか。

また、openpwnageなどもオープンソースなので、脱獄開発に興味がある方はこちらも合わせて教材とすると…イイかもですね！